新年のご挨拶

                              

                                             2024年1月
                 新年のごあいさつ

                                 一般社団法人 静岡県技能士会連合会
                                     会 長   檜 山 和 正

 新年あけましておめでとうございます。
 皆さまにおかれましては、穏やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申しあげます。
 また、当連合会の事業運営に対し、平素より多大なるご理解とご協力を賜りまして、心より御礼申しあげます。
 さて、昨年を顧みますと、新型コロナウイルス感染症は、昨年5月8日から感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行し、3年余り続いた国のコロナ対策は大きな節目を迎えました。
 また、ロシアによるウクライナ侵攻から2年が経過しようとしていますが、見通しも全く立たない中、イスラエル・パレスチナ情勢においても昨年10月から緊迫度合が増しており、そこに暮らしている人達の生活や命が脅かされ、悲しく辛いニュースが後を絶たない一年となりました。
 そのような中、昨年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)において、日本(侍ジャパン)がアメリカに勝利し、世界一となりました。
 その試合前のミーティングにおいて、大谷選手がチームメイトに対して「憧れてしまったら、超えられない。今日1日だけは憧れを捨て、勝つことだけを考えましょう」と声をかけ、試合に臨み、見事に接戦を制しました。最後のバッターを三振にとった瞬間の感動は何とも言えず、日本国民に勇気や希望を与えてくれました。
 さて本年は、「第32回技能グランプリ」が福岡県北九州市をメイン会場として、2月に開催されます。本県からは、13職種19人の選手が参加を予定しており、日頃培った技能を十分に発揮し、上位入賞を目指して頑張っていただきたいと思います。
 当連合会の各技能士会は、日本古来の伝統や文化を大切にしつつ、自らの技術を磨き、自らの技に誇りを持ち、完璧な仕事に地道に取り組んでいくことを重要かつ使命としており、これらを果たすことで職場環境の改善に繋がると考えております。
 私どもの主要事業であります「WAZAチャレンジ教室」は、明日を担う子供たちに、ものづくりの楽しさや素晴らしさを伝授していく取り組みであり、我々の社会的地位の環境づくりに向けての重要な仕事であると認識しております。私どもは、令和6年を進むに当たり、この「WAZAチャレンジ教室」をはじめとする各種の事業の推進に全力を尽くしていく所存です。
 最後になりますが、本年が皆さまにとって今年の干支「辰」のように力強く、活気溢れる一年となりますことをご祈念申しあげまして、新年のご挨拶とさせていただきます。